晴れ

最後のひと月は加速度的に時間が経つのが早くなり、生来段取りが良い方ではない私は、何人もの人にちゃんと挨拶ができぬまま丁度5年暮らしたダラスを12月3日に発ちました。
空港まで見送りに来てくれた会社の同僚と一緒にいても、まだ本当に帰るというよりも出張に行くだけの感じが消えぬまま飛行機に乗り込む。
飛行機の中ではいろんな感慨にふけるというよりも、寝不足だった最後2週間のおかげでひたすらぽかんと。

来る前はゴルフする以外何もないと聞いていたダラスで一人で暮らし、ゴルフ以外のことに熱を上げた5年間は、終わってみれば、あっと言う間の、という思いだけが残り。

これまで日記なんかつけたことのなかった僕がブログを始めたのは、元々両親と親しい友人向けの生存確認目的で。
東京に戻った今はもはや続ける本来の意味も無くなってしまった訳ですが、また落ち着いたら再開しようかな、と。

現在は会社からもらった50歳(!)リフレッシュ休暇で旅行中。
昨日一日降り続いた、ある人に言わせると300年振りだという大雪のおかげで、フィレンツェの街は真っ白。大きな粒の湿った雪は、子供の頃の長岡のと一緒。その時、ふと、もうダラスにはいないんだなぁ、と。

本当に最後のNY

 まずはグラウンドゼロに。大分整ってきています。
 
 お昼はUnion Square Cafeで。
 どっちもおいしくて、満足。パスタ食べたのは初めてだったと思いますが、東京並みでした。
 
  
 

 
 マチネでミュージカル『Women on the verge of A Nervous Breakdown』
 原作の有名な映画は観逃しているんですが。
 離婚危機にある夫婦とその愛人、愛人の友人はそれぞれに崩れつつある男女関係を抱え。
 スター級を揃えたミュージカルコメディなんですが、惜しむらくはほんとちょっとだけかみ合わず。
 笑いもビターさももう一回り上を行かないと長くは続かないんじゃないかしら。
 それにしても、豪華な役者達。
 特にCandela役のLaura Benantiという女優に驚く。この人観るためだけでも価値あり。
 主役のPatti Luponeは1988年に『Anything Goes』で観て以来だから22年振り。ダラスに一回来てチケット買ってたんですが仕事でいけず。
 良かった。
 そう言えばテレビの『The Good Wife』に主人公の義理の母親役ででてくる女優さん(Mary Beth Peil)も出ていました。歌、上手。
 


 夜は『Fela!』
 1970年代のナイジェリアのミュージシャンの自伝的なストーリをLagosでの活躍の場だった劇場Shrineに見立てた舞台で。
 強烈なアフロビートに体を包まれた2時間半でした。この振り付けでTonyをとった振付師(Spring Awakeningも)も劇場でみかけました。


 最後はいつも行きたいと思いながら行っていなかったジャズクラブ。11時半から開始のに入って1時過ぎまで。
 

 
 これにて、5年間のパフォーミングアーツもお終い。楽しみました。

晴れ

<今日の食事>
朝: クロワッサン、チョコクロワッサン@Studio
昼: ビーフテンダーロインのカルパチオ、鱈とブロッコリのスパゲティーニ、ピノノワール@Union Squae Cafe
夜: 牡蠣6ピース、ロブスター、リースリング@Oyster Bar