晴れ

最後のひと月は加速度的に時間が経つのが早くなり、生来段取りが良い方ではない私は、何人もの人にちゃんと挨拶ができぬまま丁度5年暮らしたダラスを12月3日に発ちました。
空港まで見送りに来てくれた会社の同僚と一緒にいても、まだ本当に帰るというよりも出張に行くだけの感じが消えぬまま飛行機に乗り込む。
飛行機の中ではいろんな感慨にふけるというよりも、寝不足だった最後2週間のおかげでひたすらぽかんと。

来る前はゴルフする以外何もないと聞いていたダラスで一人で暮らし、ゴルフ以外のことに熱を上げた5年間は、終わってみれば、あっと言う間の、という思いだけが残り。

これまで日記なんかつけたことのなかった僕がブログを始めたのは、元々両親と親しい友人向けの生存確認目的で。
東京に戻った今はもはや続ける本来の意味も無くなってしまった訳ですが、また落ち着いたら再開しようかな、と。

現在は会社からもらった50歳(!)リフレッシュ休暇で旅行中。
昨日一日降り続いた、ある人に言わせると300年振りだという大雪のおかげで、フィレンツェの街は真っ白。大きな粒の湿った雪は、子供の頃の長岡のと一緒。その時、ふと、もうダラスにはいないんだなぁ、と。