最後のLyric Stage

 先週観に行くはずだったLyric Stageのミュージカル『The Night of the Hunter』。
 今日が千秋楽。と言っても、7回なんですけどね。
 父親が強盗してきたお金を託された母と男女2名の子供。そこに牧師と偽って近づいてくる
 死刑前の父親から家族を守ってくれるならと言われてきた受刑仲間。
 母親に取り入って結婚するもすぐに本性が現れ、っていうスリラで、原作の本が映画になり、
 それがミュージカルになって。一幕退屈でうつらうつらするも、二幕はテンポが上がり、
 歌も良く。
 悪者牧師役はブロードウェイの『Phantom〜』で怪人役を2000回以上こなしたというDavis Gainesっていう役者、
 母親役に地元のスターJulie Johnson。Davis Gaines、歌はやっぱり凄かった。 4年間楽しんだLyric Stageもこれが最後。いつも席が近くで時々しゃべっていたお婆ちゃんに
 会えなかったのが残念。いつもシリーズが開幕した直後の土曜夜に行っていたので、ほとんど
 いつも一緒でした。プロデューサーに4年間楽しかった、と初めて言葉を交わして、劇場を
 後にする。
 思えば、Broadway発のしか知らなかった僕が、地元に沢山のプロダクションがあって、
 アメリカのミュージカルの底辺の広さに初めて気付かせてくれたのが、Lyric Stageでした。
 この後、調べて、Watertower Theater、Theater Three、Undermain Theater、Dallas Theater Center、
 Uptown Playersに通うきっかけになったのでした。
 ちょこっと寄付して帰ろうかしら。