またもや

 宮部みゆきさん『小暮写真館』の半分を一気読みする。
 青春小説と言えば青春小説で、子供中心でちょっと
 物足りない感じを持ちつつ読み進み、今回は泣かないなぁと
 思っていたら、最後の最後でまたもややられて。
 いつも胸に溜まっているこれまでのいろいろを、ちょっとずつ
 上手に掬いあげられて、それが共振して見事に涙腺に繋げられて
 しまうんですね。
 歳とったせいもあるのは間違いありませんけど。
 途中で止められず、寝たのは珍しく午前2時過ぎ。