映画の金曜

 珍しく金曜日の夜にAngelika Planoへ。
 1本目は『Farewell』
ゴルバチョフ大統領による民主化直前のロシアで、それを結果的に
 後押しすることになった大量の機密情報流出事件の映画化。
 かつて駐在経験のあるパリをこよなく愛するKGB職員がたまたま
 選ばれたトムソン社の若い仏人技術者を通してロシアのスパイ網
 に壊滅的な情報を流出する。見返りに要求するのは詩集、子供の
 為のウォークマンシャンパン等。
 最後の最後に映画オリジナルのどんでん返しがあって。
 7.5点。

 2本目は『The Kids are All Right』
 ゲイの女性カップルには二人の子供。次男はSperm Donorの子供で、
 ある日そのDonorに会いたいといい始める。
 一応平穏だった家族にそのDonorが交わり始めることでおきる顛末を
 通じて家族として成長する一家と子供。
 っていう見え見えの映画なんですが、アメリカ的な状況設定とリッチな
 役者でなかなか楽しめる映画になってます。
 カップルをアネット・ベニンとジュリアン・ムーア。Donorをマーク・ルファーロ。
 この3人がよろしいです。