辻井伸行さん
フォートワースのBass Performanceホールで辻井さんのリサイタル。
ベートベンのソナタ2曲(『月光』と『熱情』)とショパンの4曲。
Clivernコンペの時から地元紙で報道されていたんですが、コンペの
時は行きそびれて。
今日の地元紙にも大きく取り上げられていて、金賞受賞以降、日本全国、
世界でのコンサートブッキングが加速してフォートワースに呼び戻す
のも日程を押さえるのが大変だったとか。
最近獲ったのに前から8番目の真ん中。
付き添いの人に手を添えてステージの袖から出てくるんですが、
スタスタ早足ででてくるのにまず驚く。
ピアノの上には手元を移すスクリーンが。
右手を一番端の黒い鍵盤に少し触れてから両手を位置取りして
引き始めます。
両手はゆっくりやさしく弾く時も激しく弾く時も鍵盤に吸いつくよう。
時折気合が入った時の激しいブレスの音に驚く。
ピアノはほとんど聞いていないので技巧についてはわかりませんが、
良いミュージカルやコンサートを観た時と同様の感動があり、
パフォーマンスとしてレベルが高かったと思いました。
良いステージからは気合やオーラがはっきり伝わってくるんですよね。
BassはLiza Minnelli以来でしたが、やっぱり程よい大きさの良いホールです。