Chicago Day 2:Rohe・Koolhaas・Wright→Chicago Kalbi

 朝はホテルのバフェ。7時頃行って30分後に出るまでお客は僕だけ。
 バフェ一人占めでプチ幸せ。
 7時半過ぎにホテルをでて、昨日行ったMillennium Parkの隣にある
 Grant Parkへ。
 ベルサイユをイメージしたとのことですが名前は"バッキンガム"噴水。
 巨大。
 
9時半から約3時間半の建築ハイライトバスツアー。
 ダウンタウンを1周しMies van der Rohe設計のビルを初めいろんな建築
 様式を眺めた後、最初のストップはChicago Board of Tradeビルディング。
 ガイドはボランティアのおばあちゃん。メモも観ずに次から次へと良く説明
 します。
 写真のタペストリはシカゴ開拓期初期の(結局その通りには実現しなかった)
 都市計画を描いたもの。
 
 
 バスの中からでしたが、シカゴ大学構内にあるFrank Lloyd WrightのRobie
 House。現在修復中とのこと。
 
 2番目のストップはイリノイ工科大学キャンパス。
 Roheが建築学科長として着任して自ら作り上げた初期校舎とRem Koolhaas
 が設計して今世紀に入ってから建った学生寮や学生センターが有名。
RoheのCrown Hall。中では学生がモデル製作中。日曜日なのに。
 
 
Koolhaasの学生寮
 
と学生ホール。
 学生ホールは上に電車が通るチューブが。内部の天井にもチューブの底が。
オランダ色のオレンジをいたるところに使って。家具も合わせて作ったと。

 
 
 
 
3番目のストップはGlessner House。1885年に建てられた住宅。
 境界ギリギリに外壁を配しその代わりに中庭をつくり建物内部全般に
 光が行き渡るようにしたのが特徴とか。
 
 ツアー最後のストップはダウンタウンの摩天楼が湖の向こうに見える
 場所で写真タイム。NYのマンハッタンを対岸から眺めるのと同じく、圧巻。

 帰り道にもRoheの。Lake Shore Drive Apartment。
 

 
 と、言うわけで、大満足の半日。ゆっくり観たらこの3倍は時間がかかる
 でしょう。
 ツアーは美術館の対面にあるChicago Architecture Foundationビル前
 発着。団体ツアでこれまでのベストかも。


 この後電車でダウンタウンから30分くらいのところにあるOak Parkへ。
 ここはFrank Lloyd Wrightが建築家として独立した最初の20年間を過ごし
 何軒もの個人住宅を建てた街。ここでもWrightの住宅兼スタジオとWright
 設計の個人宅を巡る合わせて2時間のガイドツアーに参加しました。

 この住宅兼スタジオで6人の子供を育て、アシスタントを数人使って仕事を
 請負い、最後は施主の妻と駆落ちして妻子を捨てて家を出て行ったと。
 その後少しヨーロッパに行き、やっと妻が離婚に同意してくれた矢先に
 二人目の妻と子供を狂った使用人の放火で失い、と波乱万丈の人生。
 最初の家の中にも浮世絵が飾ってあったり、日本風の天井を施した廊下が
 あったりともともと日本の影響を受けていたとのことですが、建築家と
 して日本に行くようになるのは波乱万丈の後のことですね。
 

 以下はWrightの家。最近は落ち着いて滅多に売りに出ないとのことですが、
 10年くらい前にポツポツと売り物が出た時には、例えば、売値は80万ドル
 (意外と安い)、でもその後の手入れに200万ドルという感じだったそうです。
 この地域は駅まで徒歩10分、電車でダウンタウンまで30〜40分ですが、
 ぱっと見、アフリカンアメリカンは見当たりません。子供も沢山みかけたので
 そんなに歳とっていないお金持ち家族が多いってことでしょうか。
 
 
 
 
 


 ということで、これまた堪能しました。建築の知識があるともっと楽しいで
 しょうね。
 帰りはまた電車で。ダウンタウンに入ると"Loop"と呼ばれている電車ですが、
 駅舎、電車、高架の下の道路がいろんな映画の舞台になっているので有名。
 誰でも必ず見たことがあるはず。
 
 
 


 夕飯はシカゴのオフィスで働いている会社同僚と合流して、日本風焼肉屋
 さんに行く。日本風焼肉4年ぶり。
 東京だったら普通だと思いますが、ダラスにはこの手のがないので、
 懐かしくおいしくいただいた次第。
 日本人大リーガもごひいきとのことで沢山写真が飾ってありました。
 


 シカゴ、よろしいですね。