謹賀新年

 暖かい穏やかな元旦。
 実家風のお雑煮を作って朝晩食べる。うまい。
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 お昼前から久しぶりにPlanoのAngelikaへ。
 前から観たかった映画を全てやっている。
 今日は12時から3本。さすがに疲れました。


 一本目は『Gran Torino』。Eastwood監督主演のドラマ。
 妻を亡くし白人の過疎化が進んだブロックに1人で暮らす
 元軍人の老人。非白人達が増えた近所にに違和感を感じながらも
 正義感から隣の家と関わりが出来、その家の姉弟とも友情が
 芽生える。そこに執拗にちょっかいを出してくるギャング達。
 ストーリは見え見えですが、これはEastwoodを楽しむ映画。
 『Dirty Harry』の匂いも少しするし、最後はしみじみ満足。
 クレジットに流れる曲で、Eastwoodが歌を唄っています。
 かすれたささやくようなあの声で。それも含めて7点。


 二本目は『The Reader』。久しぶりにボロボロ泣いちゃいました。
 アウシュビッツの下級役人だったバス車掌とひょんなことで
 出会った少年の逢い引き。ある日突然姿を消す車掌。
 数年後裁判所で思わず元車掌を見かける法学生になった少年。
 ある事が理由で一番重い罪を被り終身刑になる元車掌。
 彼だけが知っている「ある事」の背景。
 さらに時が経ち、弁護士になっている少年。結婚、離婚を経験し
 自分の中でようやく折り合いをつけ、獄中の元車掌とコンタクトする
 弁護士。どうやってコンタクトするかというと...
 元車掌にKate Winslet、弁護士にRalph Fiennes。
 Winsletが素晴らしい。泣けます。8.5点。
Roger Daldryっていう監督さんですが、『Billy Eliott』とか
 『Hours』を撮った人。


 三本目は『Doubt』。お芝居の映画化。去年ダラスでもやってました。
 宗教系プライベートスクールのひたすら厳格な校長にMeryl Streep、
 付属の教会の司教にPhilip Seymour Hoffman、司教を告発するきっかけを作る
 純情な若い教師にAmy Adams
 司教と少年の不穏当な関係を疑う教師、それを報告され事実を見つけようとする校長、
 潔白を主張する司教、巻き込まれた少年の母親のドラマ。
 Streep、Adamsが良い。名前わかりませんが、少年の母親を演じた黒人女優も。
 お芝居の方、観たくなりました。7点。