暖かいダラス

 朝は夕べ作った残り物でご飯。
 お昼過ぎから会社へ。
 夜は出張者と。


 奥田英朗さんの「オリンピックの身代金」読了。面白い。
 東京オリンピック開催を底辺で支えた東北出稼ぎ労働者の生活を
 細かく描写し、東京と地方、支配者層と非支配者層のコントラストを
 ミステリに絡めてずっしり、でも、すっと読ませる。
 重苦しい題材なんですが、人物描写や社会描写に奥田さんならではの
 ゆるいタッチもあって、とてもうまくまとまっています。力作。
 昔の高村薫さんの匂いを感じました。すばらしい。