惜しい、「Australia」

 8時半過ぎに会社を出て、帰りに近所の映画館に。映画館行くの久しぶり。


 Kidman,Jackman,Luhrmannの豪州トリオによる「Australia」。
 イギリス人貴族が所有するオーストラリア南部の大牧場。
 妻Sarahがはるばる夫を訪ねると夫は不慮の死を遂げていて、牧場を
 引き継ぐ羽目に。運転手としてやとったカウボーイに助けを頼み、
 経営危機を乗り越える為に数千頭の牛を3千キロ北に離れた港Darwinまで
 運ぶまでがひとつの山場。この本当だったらかなり盛り上がる冒険の前後を
 身分を超えた恋愛、人種を超えた家族愛、意地悪する悪役、WW?開戦後に
 突然攻めてくる日本、虐げられてきたアボリジニ、等沢山の盛り上げネタで
 つつんで。
 Luhrmannは『ちょっと軽いゴシック』なタッチが特徴だと思うんですが、
 今回は軽いのが裏目にでて、残念ながら全般的に今ひとつ盛り上がらない。
 ちゃんと覚悟して観に行ってるんだからもっとあざとくメリハリつけて
 泣かせていただきたかったなぁ。貴族婦人にKidman、カウボーイにJackman。
 まあ、これ以外は無いという配役でしょう。アボリジ少年役も可愛い。
 盛り上がらなかった反面、2時間45分は意外と気にならなかった。
 惜しい。6.5点。
 Jackmanって、大きなトカゲみたい。
 いつもどおりインド映画は待ち行列ができているのに、「Australia」は
 広いシアタに5人。ひっそり観たのでした。あっ、盛り上がらなかったように
 感じたのはこのせいもあるかも。