至福の飲茶→ケーブルカーの秘密→ゴールデンゲイトブリッジ→日本人街→Natalie Dessay→Aqua

 朝いちばんでホテルから歩いてすぐの中華街へ。
 友人がガイドブックからピックした飲茶へ。
 これがねえ、もう、幸せ。思わず笑顔になる。まっとうな中華料理を久しぶりに食べた。
 でてくるもの全ておいしい。
 
 で、お会計を頼むとなんと一人20ドル。あまりの安さに気絶しそうになる。


 帰りは朝からごったがえす中華街を流して急な上り坂をゆっくりホテルまで戻る。
 途中にケーブルカー博物館。ケーブルカーって地中にケーブルが埋めてあっってしかも動いていて
 そのケーブルをつかむと動く、まるでスキー場のロープ塔のような仕組みになっているらしい。
 で、その基地がこれ。んー、知らなかった。この博物館、無料。偉い。
 
基地からでてくるケーブルカー。

 急な坂道のバスの停留所はベンチも段差付き。
 


ホテルをチェックアウトし、かなり久しぶりのゴールデンゲイトブリッジ。半分くらいまで歩いて帰ってくる。
 霧の名所らしく、遠くの上の方は霧に隠れています。
 


日本人街は意外と大きいんですが、中華街に比べてなんという静かさ。ちょっとうらさびれた感じがしないでもない。
 モールを流し、紀伊国屋伊坂幸太郎の文庫を一冊買う。
 


で、オペラ通の友人的には今回のメインイベント。ドニゼッティ作『ランメルモールのルチア』。
 コロラトゥーラという技法の名手で、(友人曰く)世界1のNatalie Dessayが主演。
 三幕の「狂乱の場」で有名と。強引なハッピーエンドがミュージカルコメディの特徴だとすると
 (僕の数少ない経験からすると)強引な悲劇が一般的なオペラの特徴。
 昨日に引き続き端っこながらも前から数席目で、良くみえる。
 確かに、これまでダラスオペラで聴いてきた人達とは格段に違うのが良く判る。
 政略結婚させられた夫を殺してしまった後引き裂かれた前の恋人を思って歌う数分のアリアに
 場内静まり返る。終わった後は長い長い拍手と歓声。
 確かに、こういうの生で観るとハマルのが良くわかる。人間の声は本当に凄い。
 誘われたなかったら絶対興味ももたなかったはずで、友人に感謝。
 終わった後Natalie嬢のサイン会。サインをもらって嬉しそうな友人。


 最後はダウンタウンにあるシーフードレストラン。二人でテイスティングメニュを頼む。
 技をこらした料理で、見た目きれいで、おいしい。驚くようなものはないんですが、
 高水準。いちばん興味のあったのはスフレ。おいしかった。
 受付嬢は母親が日本人ということで片言の日本語を話す。日曜日の夜なのに満席。
 はやってるんだなぁ。男性二人の客は他に見当たらない。まあ、この友人と行く大抵の
 レストランに男性二人客はほとんどいませんけど。
 



 帰りは真夜中の12時40分発の飛行機で。
 さすがに疲れ果てる。
 今回食事は最初から最後まで当たり。濃い二日間でございました。