半年ぶりの掃除機がけ

 快晴・真夏のダラス。
 ゴルフの誘いを断って、ついに部屋の掃除。二時間くらいかかり汗だくになる。
 ベッドのマットレスの向きを上下ひっくり返し、シーツ変えて、フローリングになっている
 キッチンとバスルームは雑巾がけをして。すっきり。


 お昼から久しぶりにAngelikaへ。
 ここ、大作はかかんないんですが、SATCはやっていて、新聞記事どおり沢山の女性が列を
 作っておりました。
 一本目は『The Visitor』
 妻を亡くして心ここにあらずの生活を送っている大学教授が仕事で久しぶりにマンハッタンの
 アパートに行ってみるとそこには見ず知らずのカップルが。アフリカンドラムのミュージシャン
 の男と手作りアクセサリ作家の女。実は二人は不法移民で。大学教授は恐る恐る習い初めた
 ドラムの魅力に引かれ、このカップルに関わることを通して次第に現実世界に戻され。
 移民に支えられながらも911以降距離を置こうとしている米国の内情や主人公の淡い恋も交え
 良くまとまっています。
 主役は脇役でいろんなのにでているRichard Jenkinsという役者。
 ベストはミュージシャンの男性の母親役をやったHiam Abbassとう女優。
 数日間消息が途絶えた息子を訪ねてNYにやってくる母親。ひょんな事から収容所に入れられて
 しまった息子が出てくるまでは帰らないと。次第にうちとける二人。
 ある日教授が母親を『Phantom of the Opera』に連れ出す。息子が送ってくれたCDを歌詞を記憶
 するくらい聴いたという母親。その後の食事。母親が初めてみせる女性らしさ。
 もう米国には戻ってこれないことを知りながら息子を追って故国シリアに戻る決心をする母親。
 その前夜と空港での教授との別れ。"I don't want you to leave"と、教授。せつない。
 当てにならない僕の予測ですが、この女優さん、アカデミ賞助演女優賞ノミネート決定。
 Webで調べたら僕よりひとつ年下。あぁ。
 最近大作ばっかり観てた反動もあってか、良かったです。7.5点。


 二本目は仏映画『Priceless』(仏題『Hors de prix』)。
 (僕は観てませんが)『アメリ』の女優さんと(これはダラスで観た)『Valet』の男優さん。
 年寄り金持ちとの結婚だけを狙い渡り歩く女と大富豪と勘違いされたホテルのボーイ。
 バレた後無一文になったところをひょんなことからお金持ち未亡人に拾われたボーイと
 ボーイに付きまとわれる為に富豪との結婚がパーになって次の獲物を追う女との行く先々での
 ドタバタ。
 お金持ち未亡人役のMarie-Christine Adamっていう女優は良かった。
 この男優はこういう役しかやんないのかしら。Audrey Tautouは蓮っ葉な感じが出てて悪くなかった
 です。
 見え見えのストーリで、まぁそれなりだけど。6点。


 夕飯は大根おろしでカルビと鯖塩。
 


 深夜までかかって豚の角煮を作る。