こんなのありかの『Rain』、大変良く出来ましたウォショースキー兄弟

 朝ゆっくり起きてたっぷり朝ごはん。
 


 来週前半の会議に備えて終日休出。またもや数字が合わない。あぁ。
 途中少し抜けて久しぶりの床屋やら。
 Irving Arts CenterでLyricsステージの08-09シーズンチケットを申し込む。


 夜はダラスサマーミュージカル第二弾『Rain』。The Beatles Experienceと
 銘打ってあるので何となく嫌な予感はしていたんだけど。
 これがほとんどコピーバンドによるコンサート。そりゃ知ってる曲ばっかりで
 しかもパフォーマの演奏はオリジナルよりもかなり上手だったりするから
 時と場合によっては楽しんでしょうけど。
 "Theatrical Experience"なんかではなく只の"One Big KARAOKE Night"。
 ひどい。一応エドサリバンショーを模してショー形式で進行され、当時の
 様子とライブの様子をミックスして白黒でスクリーンに映し出しながら。
 60年代に戻って思いっきり楽しんでねみたいな感じ。
お金とるんだっらら、せめて『Jersey Boys』くらいやるべき。
 少なくとも1人で観に行くもんじゃないし、お金払うようなもんじゃないし、
 どこかのライブハウスで酔っ払いながらで十分。
 で、こんなの初めてですが、始まって30分で劇場をでる。ひどい。

 
 家に帰り、冷凍してあったハンバーグを焼いて食べる。自家製ポテトチップス
 添え。今でも実家で初めて自家製ポテトチップを食べた日のことは良く覚えて
 います。カリカリのやつじゃなくて、ちょっと厚めの湿っぽいやつ。
 それを見事に再現。おいし懐かしかった。
 


 夕飯を食べた後、
 口直しにといってはなんですが、予告編を観てまったく観る気がなかった
 『Speed Racer』を。Matrixシリーズのウォショスキー兄弟です。
 これ地元紙の評価でAが付いてたんです。A-じゃなくてA。めったにない。
 新聞の見出しには"HIGH-OCTANE FUN"と。
 で、観てみるとこれが驚くくらいしっかり作ってある上質のファミリー
 アクション映画。やるなぁ、兄弟。
 日本人の僕らの年代だったらみんな知ってるアニメ『マッハGoGoGO』が
 実はアメリカでも大人気を博していたそうで。それが実写とCGで映画化
 されることに。
 主人公Speedに『Into the Wild』のEmile Hirsch。父親がJohn Goodman、
 母親がSusan Sarandon。この3人が良い。さらに良いのが二人の子役。
 Speedの子供時代を演じた子とSpeedの小さい弟を演じた子。
 Speedの幼馴染で恋人役のChristina Ricciが可愛く映っていてびっくり。
 真田広之さんも出ています。
 単純とは言えドラマとアクションを非常にうまく編集してある。CGを
 うまく使って、これは実写とアニメ合成の圧倒的史上ベストではないか。
 どっちかというとアニメに実写の役者達を上手にはめたって感じですけど。
 最後のレースシーンなんて不覚にも目頭が熱くなったりして。
 いやあ、『Rain』の後だったからかしら、余計に満足。アカデミ候補に、
 とまでは申しませんが、完成度の高い娯楽映画でした。
 主題歌はこっちの人がリミックスして。ここぞという時にあのテーマ
 メロディーが流れてきて、これも懐かしい。 Rain効果入れて8点。
 でも、映画館はガラガラだったなぁ。先週の『Ironman』は満席だったのに。