歯医者、Mozart、『Baby Mama』

 断続的な打ち合わせ、夕方歯医者。根の奥をグリグリ掃除される。
 途中思わず寝てしまい、危ないからと噛ませ物を口の中に入れられる。
 帰りにMozartでパンを買って会社に戻り夕飯にする。今回は食パンを
 買ってみる。


 近所の映画館で『Baby Mama』。
 SNLからでて自分のショー『30Rock』を(視聴率はともかく評判は良い)
 成功させているTina FeyとSNLでメインのスキット俳優やっているAmy Poehler
 主演のコメディ。監督も昔SNLの脚本を書いていた人とのこと。
 仕事を選んで若くして成功しているキャリアウーマン(古いな、最近は
 なんと言うんでしょう)をTina Fey。37歳で子供が欲しくてたまらない
 彼女がいろいろやってみて最後に選択したのがSurrogate Mother。
 エイジェントに選択された、いろんな意味で主人公と違う世界で生きている
 能天気な代理母役をAmy Poehler。エイジェントを(もう58歳になっちゃった)
 シガーニー・ウィバー。主人公が働く自然食品会社のオーナ社長にスティーブ・マーチン。
 ウィバーよろしい。代理母エイジェントなのに自分は年にも関わらずポンポン妊娠
 しちゃう。ウィバーって生き残ってて偉いなぁ。マーチンは、ポニーテイルででてきて、
 抑えた演技でSpiritual・Natural志向の人々を軽く戯画化していて上出来。
 この人は力がはいった主役やるより抑えて脇役やった時の方がはるかに
 良いのではないでしょうか。
 FeyとPoehlerは僕が二人とも好きな人たちなので、良かったとしか。
 Feyはトレイドマークのスクゥエアな眼鏡をかけて。「赤ちゃんがチッチャイ眼鏡かけて
 生まれてきたらどうしよぉっ」とか喜んで見せるのがおかしい。そもそも
 代理母だから似てるはずもないのに。PoehlerもいつもSNLで見せている
 変幻自在ぶりの一端を見せます。
 結果的に主人公と仲良くなってしまう自然ジュースショップオーナで
 グレッグ・キネア。今回は格好良い役でした。Feyが住む高級アパートのドアマン
 役のRomany Malcoっていう人も良かった。FeyがこれからSurrogate Mother
 が来るのよと玄関前で待っていると、そりゃ黒人の世界では「Baby Mama」って
 言うんだよと。90年代からHip Hopの世界でよく使われ初めた言葉で
 今では「Single Mother」全般を指す言葉とのこと。
 最後はなんとなくやっぱり見え見えで大団円なんですが、好きな役者が
 複数出ている映画はそれだけで楽しいです。7点。