明日はアカデミー賞!大予測!

 作品賞、監督賞、主演・助演賞の作品はほぼ観ているワタクシの大予測です。
 ■作品賞
  『There Will Be Blood』
  『Michael Clayton』と『Juno』が候補になるのがちょっと意外。
  正調悲恋物語の『Atonement』対骨太クロニクル『There Will Be Blood』の争いだと思いますが。
 ■監督賞
  わからん(予想じゃないじゃん)。でもジュリアン・シュナベル『The Diving Bell and The Butterfly』。
  本当は『The Bourne Ultimatum』のポール・グリーングラスだと思うんですが、候補にもなっていないし。
 ■主演男優賞
  ダニエル・ディ・ルイス『There Will Be Blood』
  モーテンセン『Eastern Promises』、ジョーンズ『In the Valley of Elah』も良かったけど。
  本当は『Gone Baby Gone』のケイシー・アフレックなんですが、候補にもなってないし。
 ■主演女優賞
  ジュリー・クリスティ『Away From Her』
  美しく老けました。皺取りもプラスティックもしてないと思うし。
  『La Vie En Rose』のマリオン・コティエールも凄かったけど。
  本当は『Waitress』のケリ・ラッセルなんですが、候補にもなってないし。
 ■助演男優賞
  ハビエル・バルデム『No Country For Old Men』
  『Die Hard』のアラン・リックマン以来の濃い悪役。
  本当は主演男優賞候補に上がらなかったケイシー・アフレック『The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford』
にあげたいところですが。
  『Capricorn One』のホルブルック『Into The Wild』が候補になったのも嬉しい。演技自体は特に関心しませんでしたが。
  『Capricorn〜』と言えば、ジェイムス・ブローリンの子供、ジョシュ・ブローリンも『No Country〜』で良い役者になってました。
  『Charlie Wilson's War』のホフマンは主演した『The Savages』の方も良かった。
 ■助演女優賞
  ケイト・ブランシェット『I'm Not There』
  この人はカメレオンみたいな女優だ。
  『American Gangster』のルビー・ディーも、『Gone Baby Gone』のエイミー・ライアンも良かった。
  男女ともこのジャンルが一番熾烈な争い。ノミネイトされた俳優達はみな良いです。


朝いちで東京からの出張者を空港まで送る。
帰って久しぶりに朝ごはんを作り食べる。
昼は麻婆豆腐二回目。まあまあ。相変わらず手に入らない食材抜きでやるので、いまいちパンチがない。

夜は出張者とダウンタウン日本食堂へ。おいしい。会社同僚の家族に会う。
これ以外は映画三本。
一本目はオンデマンドで『In the Valley of Elah』。
イラク戦争に従軍し帰ってきた次男が突然失踪。父親が単独探しに行くが、後日バラバラ死体で見つかる。
ベトナム従軍経験のある保安官である父親をトミー・リー・ジョーンズ。その妻をスーザン・サランドン
次男が残したものは途切れ途切れのビデオと写真が入った携帯電話のみ。最後に一緒にいたはずの友人達が
つく嘘。やはり軍人でヘリコプター事故で死んでしまった長男に続き次男も無くした母親の号泣。
父親を助ける交通係りから刑事になった婦人警官をシャーリーズ・セロン。夫の乱暴を相談にくるも
婦人警官が取り合わず、結果夫に殺される主婦。イラクで起きた事件をきっかけに精神が歪んでしまった
らしい次男の足跡を追う警官。最後に真実を見つけた時の複雑な表情。ジョーンズが好演。こういうのやらすと
見事にはまります。これと『No Country〜』と二本とも良い。監督は04年の『Crash』から脚本・監督で秀作
連発のポール・ハギス。7点
二本目もオンデマンドで『Shoot'em Up』
何故か命を狙われ通りをふらつくお産間近の女性。たまたま何故か居合わせた謎の男。
その男が何十人もの悪者達に囲まれ絶体絶命の女性を神業の銃撃で助ける。
赤ちゃんを産み落とすも逃げる途中で撃たれてしまう女性。迷ったあげく赤ん坊を連れ帰る男。
その後は執拗に男を追う悪者達。悪者達は後で銃メーカだというのがわかる。
絶体絶命のピンチをすり抜けやっつける男をクライブ・オーウェン。悪者の頭をポール・ジヤマッティ。
いきがかりじょう仕方なく男を助け赤ちゃんの面倒を見る娼婦をモニカ・ベルッチ
役者はA級ですが、お話は見事B級でそれなりに良くまとまっていて、ほとんどコミカルな銃撃戦も
楽しく、何箇所か大笑いさせる。なかなかよろしい。ベルッチ様はワンパターンですが、今お色気(古いな)
ナンバーワンではないでしょうか。好みの問題ではありますが。7点。
三本目は夜近所の映画館で『Jumper』
どうやってかは説明されませんが空間を自在にワープできる能力をもった"Jumper"と呼ばれる人達。
15歳の時からこの能力に気づき、荒んだ家を出て、その能力を使いまくって優雅な人生を送っている
主人公。ある日そういう能力を持った人間は自分だけではない事を知り、更にそういう人間が"Jumper"
と呼ばれ、それを絶滅しようとするグループがいる事を知る。幼馴染の女性を守る為に行動を起こす
主人公の世界中をワープしまくっての戦い。まぁ、しょうもないお話ですが、ビジュアルは楽しい。
世界中に旅行した感じ。冒頭のスフィンクスの頭の上のショットが良い。6点。