『Eastern Promises』、床屋、料理、ダラスシンフォニー

 最近眠りが浅く朝早く目が覚める。
 で、オンデマンドで見逃していた映画『Eastern Promises』。
 ロンドンを舞台にレストランをカバーにするロシアマフィア親子。息子が経営する
 売春宿から逃げ出した女性が子供を産み落として死んでしまう。子供を取り上げた
 女医が女性が持っていた日記からレストランオーナにたどりつく。女性の実家を
 探し出したい女医と事件をほじくられたくないオーナ。何故か陰で助けてくれる
 オーナ親子に仕える運転手。女医をナオミ・ワッツ、親子をアルミン・ミューラー・
 ストールとビンセント・カセル、運転手をビゴー・モーテンセン。皆よろしい。
 特にモーテンセンはこれでアカデミー主演男優賞にノミネートされただけのことはある。
 寡黙で本当は優しくて強い運転手役を好演。監督はクローネンバーグですが、
 べストではないか。7.5点。
 映画を観ながらオムレツ。ハッシュド風に作ったポテトとベイコンがおいしい。
 10時前から床屋、韓国食材屋、セントラルマーケットと回る。
 義理の妹から本格的麻婆豆腐のレシピを教えてもらうも豆板、花椒、テンメンジャン
 等がことごとくない。
 12時過ぎから、食べながらも含めて4過ぎまで料理。野菜の煮付けを大量に作る。
 昼寝の後、夜は久しぶりにダラスシンフォニーへ。新聞評が良かったので。
 今回はオーケストラの真後ろにある席にしてみる。これが大正解。指揮者の表情、
 パフォーマンスが楽しめるし、ピアニストの両手がしっかり見える。
 周りにはいろんな人がいて、隣のおばちゃんは演奏聞きながら本読んでるし、
 前のガキは鼻ずるずるいわせてうるさいし、隣の列のおばちゃんはショパンの時
 コートから小銭をジャラジャラばら撒くし。退屈しない。
 演目は、ハンソン『交響詩パンと僧侶』、ショパン『ピアノ協奏曲2番』、シューマン
 『交響曲1番春』。一つ目のはネブラスカ出身の米人ですが、映画音楽のよう。
 指揮者はアリルド・レマーライト(ノルウェイ)、ピアノはイングリド・フリテル(アルゼンチン)。
 レマーライトは長身長髪でリチャード・クレイダーマンのよう。にこやかに踊るように振る。
 良かった。