食材買出し、『The Diving Bell and the Butterfly』『The Savages』

 ほとんど人のいないオフィス。
 3時半過ぎにオフィスを出て、日本食材スーパ・韓国スーパに食材を買いにいく。
 いったん家に戻りご飯を食べた後、Angelikaに。
 一本目は、『The Diving Bell and the Butterfly』。フランス映画。雑誌「Elle」
 の編集長だった主人公が車の運転中に脳卒中に襲われ、目が覚めると自律神経の機能が
 100%失われ左の目・まぶたしか動かせない状態に。"Locked-In Syndrome"と
 言われ、(Wikipediaによると)生きながら埋められるのに最も近い状況と。
 左のまぶたの開閉だけでコミュニケーションをとれるようになり、タイトルのエッセイを
 書くに至る。主人公は発作後2年経って本が書店に並んだ二日後に亡くなる。
 想像力だけは事故前と変わらない主人公の時にユーモラスな描写が良い。
 父親(マックス・フォン・シドー、好演)と電話越しに会話するシーンが感動的。
 良かった。8点。
 二本目は『The Savages』。離れて住んでいた父親が1人になり呆けて施設に引き取らなく
 てはならなくなった兄・妹の顛末。兄をフィリップ・シーモア・ホフマン。妹をローラ・リニー
 兄は40台前半の大学の教授、妹は30台真ん中の劇作家を目指すOL。お互いにそれぞれの人生で
 いろんな事を抱えながら生きていて傷つけあいながらも寄り合う。父親との距離感があいまい
 に描かれるが最後にその原因がわかる。ホフマン、リニーが良い。父親役のフィリップ・ボスコも。
 これも、良かった。8点。 Savageは主人公一家の苗字ですが、「野蛮な」という意味もあります。
 今年最後は二本とも当たり。
 終わると11時40分。家に着いたのが丁度年明け。
 母に雑煮・煮しめの作り方を確認する。
 焼酎を飲みながら『Young Frankenstein』のオリジナルキャストアルバムを聴く。