鯨ウォッチング一日目、怒涛のザトウ達

 予想通りまた早く目覚める。
 ホテルは朝食付き。ベイグル、フルーツ、シリアル、コーヒー。何故か2人分あって、
 余ったベイグルは鯨ウォッチングに持っていく。
 曇りで寒い。


 Whaleウォッチングは9時出発。
 
 港にたむろしているSealionやラッコを見ながら出港して15分すると最初の鯨を発見。
 Humpback Whale(ザトウクジラ)。この季節はすでに回遊を終えているコククジラ
 あまり見れないとのこと。このクジラを追ってボートは進む。

 2匹×2組が見える。片方の2匹に接近すると、ペックスラップやペダンクルスラップを
 する様子が見える。捕食シーンもちらっと。2頭とも、全身を水上に躍らせるブリーチを
 やってくれた。ブリーチシーンは2回ともカメラのスイッチをオフにしていてとれず。
 ま、いきなりやるからオンにしててもとれたかどうかわかんないけど。すごい。思わず声が
 でる。
  
 ボートはさらに外洋方向へ進む。モンテレイは港のそばから、広くて深いキャニオンが
 広がっていて、それが深海からの滋味豊かな海水が表層に上がってきやすい
 構造になっていて、その為いろんな海洋生物があつまるとのこと。
 しばらく走るとそのうちどこからともなくイルカ達が。3種類。数匹の群れがいくつも。
 ボートに戯れるのはWhite Sided Dorphine。舳先の周りをボートと競うように
 泳ぐ。楽しい。
 
 クライマックスは、ザトウがいきなりボートの近くに現れ、しばらくボートに寄り添うように
 泳いだこと。僕とザトウの距離2M。すごい。水面上にはあがってこず水面ギリギリを
 もぐったまま。感動しました。海上は寒くてうねっていたんですが、こういうのがあると
 あっという間に忘れますね。1時過ぎに港に戻る。満足度AAA+。
 

 駐車場に帰ると何故か駐車違反のチケットが。メーターにコインを入れていなかったのが
 原因らしい。10分差。まだ近くにおまわりさんがいたので、ちょっとー、と言ってみたんですが
 チケットきっちゃったらどうしようもないと言われる。$25。許せん。

 午後は車でCarmelへ。非常に綺麗な街。昔イーストウッドが市長やってたんですよね。
 海外沿いに立つ家。こういうところで暮らしたい。犬と。
 
 街にはたくさんのギャラリー、上品な家具屋、雑貨屋などがあり、なかなかよろしい。
 たくさんの観光客。小さな雑貨屋で写真立て、小皿など。
 「Flaherty's」でイカの唐揚を食べる。クラムチャウダー付き。うまい。
 
 最後は海岸に。おそらく2〜3kmは続いている広くて綺麗な海岸へ。たくさんの人が
 遊んでいる。海とじゃれている犬もたくさん。
 たまらず靴を脱いでズボンの裾をまくって海岸を30分程散歩する。足の記憶によると
 伊豆の3月の海と一緒。水温13.5度とみた。そういえばモンテレイの港でダイビングボート
 を発見。みんな5mmのウェットをきていたけど、これ5mmだとかなりきついでしょ。
 こんど潜ってみようかしら。
 
 

 海岸に日本から仕事の電話。クジラの余韻で優しく対応できる。


 夕食はインターネットで探して予約していた「Stokes Restaurant & Bar」へ。外観がひどかったら
 やめようとおもいながら行くもシンプルで上品な一軒屋で期待が高まる。
 窓際の席へ案内される。中年男一人ですこし恥ずかしい。
 一皿目は「じゃがいものブリニ、スモークサーモン、ゆで卵刻んだ薬味添え」。うまい。
 
 二皿目は「アラスカ産Halibutのソテー、ジャガイモ・ズッキーニ添え」。これもよろしい。
 
 デザートはチョコレートケーキ。グラスで地元のピノノワール
 当たりでした。

 駐車違反チケットを除いて、充実した一日。

 帰ると今晩は暖炉にもちゃんと火がついて、すぐに眠る。