各賞の候補になりそうな「Waitress」のケリ・ラッセル、ブラックな「Hot Fuzz」
9時過ぎから会社同僚、日本人出張者とゴルフ。日本人出張者は20代
の若者。生まれてはじめてコースに出たという若者に危うく負けそうに
なる。僕にしてはましな114。
帰りにKrispy Kremeでドーナツを買ってしまう。
一週間前にインプラントの手術をして以来あまり肉らしいものを食べて
いなく、たまらず豚肉生姜焼きを作って食べる。まあまあ。もう少し
みりん入れればよかった。
7時前から映画に。
一本目はMagnoliaで「Waitress」。主人公のダイナーのウェイトレスはパイ作り
の名人。不幸な結婚生活から子供を生んで自立するまでのお話。
登場人物のキャラが良くできている。同僚のウェイトレス二人、店長、主人公の
夫、毎日パイを食べにくる老人、産婦人科医がみんなそれぞれたっていて
よろしい。劇中にでてくる、日々の感情を織り込んで作るオリジナルパイが
面白い。"この人の子供なんか生みたくないのよね"パイ、みたいな。
ケリ・ラッセルはせつなくて可愛いくて最後は強い主人公を好演。
まだシーズン始まったばかりですが、いろんな賞の主演女優賞候補に
あがってくるんじゃないか。彼女ちょっと前の「MI3」でイーサンに救出された直後に
ヘリコプタの中で死んじゃう女性エイジェント役やってました。8点。
二本目は近所で「Hot Fuzz」。イギリスの田舎町が「イギリスで一番美しい村」
の地位を保つ為に美しさを乱す人たちを村の重鎮達が次々と殺しちゃうところに、
ロンドンから辣腕の警部が転勤してきて、みたいな話ですが、イギリス得意の
ブラックユーモアとアメリカのアクション刑事映画のパロディとちょっとした
サスペンスがうまく組み合わされて上質の喜劇になっている。面白い。
悪者役で一代前のボンド、ティモシー・ダルトンがでています。7点。